ブーツカットシリーズ第5弾。今回はブーツカットではなくベルボトムになりますが、フルカウント(FULLCOUNT)1130をご紹介したいと思います。
フルカウント(FULLCOUNT)について
以前もご紹介しましたが、フルカウント(FULLCOUNT)は1992年に創設されたデニムブランドです。設立したのは現代表者である辻田幹晴さん。ラピーヌやエビスなどに在籍したのちフルカウントを設立しています。
フルカウントの最も大きな特徴は「履き心地」と「色落ち」という、一見、相反する事象を両立させていることです。
例えばヘビーオンスのジーンズは、素晴らしい色落ちが期待できる一方で、履き心地は決して良いとは言い難いものがあると思います。
僕も含めてジーンズの色落ちに魅せられた人には、素晴らしい色落ちは履き心地を犠牲にしてこそ得られるもの、というちょっとストイックな思想というか思い込みがあるような気がします。普通の人は、ジーンズの根性履きなんてしないですしね。
ところがフルカウントのジーンズは色落ちのために履き心地を犠牲にしていないんです。色落ちは言うまでもなく一級品なのですが、履き心地がとてもいい。
その理由は、フルカウントのジーンズには「ジンバブエコットン」という高級綿を使用されているからなんです。ジンバブエコットンは、繊維の長い良質な綿を手摘みで選別しながら収穫していると言われています。
最近でこそジンバブエコットンを使用したジーンズが多く流通していますが、フルカウントと言えばジンバブエコットン、ジンバブエコットンと言えばフルカウント、というくらいジンバブエコットンがフルカウントの代名詞のようになっているような気がします。
フルカウント(FULLCOUNT)1130
今回ご紹介する1130は、フルカウントのベルボトムのモデルになります。
フルカウントの定番ジーンズのラインナップは以下のとおり・・・だと認識しておりましたが、フルカウントのオンラインストアを覘いてみたところ、1130どころかブーツカットの1120も販売されていませんでした。もしかしたら、定番から外されてしまったのかもしれません。
- 0105:ルーズストレート
- 1101:ミドルストレート
- 1108:スリムストレート
- 1109:ナローストレート
- 1120:ブーツカット
- 1130:ベルボトム
街でブーツカットやベルボトムを穿いている人たちをめっきり見かけなくなりましたので、やっぱり流行っていないんでしょうね。
でも、ブーツカット好きの僕としては、いつかきっとブーツカットのブームが再来することを信じてやみません。
そんなこんなで、僕が持っている1130をご披露したいと思います。こちらは購入してから9年くらいになると思います。
ベルボトムと言いつつ、フレアはそれほど強くなくて、裾はブーツカットより少し広い程度。一方、ワタリはフルカウント1120よりも少し細くなっています。
ジンバブエコットンなので、ワタリの細さをあまり感じさせない穿き心地です。
フルカウントの特徴とも言えるバックポケットの飾りステッチと赤タブ。残念なことにどちらも廃止なってしまうみたいですね。
まとめ
ということで、今回はフルカウント(FULLCOUNT)1130をご紹介しました。ブーツカットではなくベルボトムなんですけどね。
全体的に細身でフレアも強くないとてもカッコいいシルエットです。
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