リー(Lee)デニムジャケット 101-J 黒タグ(1970年代前半のモデル)

今回はリー(Lee)のデニムジャケット101-J 黒タグ(1970年代前半のモデル)をご紹介したいと思います。

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リー(Lee)について

リー(Lee)は、ご存知のとおりリーバイスと並ぶ世界的ジーンズブランドです。創業は1889年で、創業者はヘンリー・デヴィッド・リー。そのリーさんが、アメリカの中西部に位置するカンザス州サライナにて食品と日用雑貨の卸売を営むH.D.Lee Companyを創業しました。

創業当初はジーンズの製造販売は行っておらず、衣料品については東部から仕入れていたものを販売していましたが、入荷が遅れがちだったことなどから自ら製造販売するに至ったようです。

1911年にカンザス州サライナに第一工場を設立し、8ozのビブ・オーバーオール(胸当てのあるオーバーオール)の製造を開始したのが、リー(Lee)のジーンズブランドとしての歴史の始まりです。

リーバイスをはじめジーンズに使われるデニム生地は右綾デニム(綾目が右上がりのデニム)が多いのですが、リー(Lee)のジーンズには左綾デニム(綾目が右下がりのデニム)が使われています。左綾デニムは、はっきりとした縦落ちをするという特徴があります。

リー(Lee)はジェームズ・ディーンが公私ともに愛用したことでも有名です。「理由なき反抗」のマクレガー社の赤いナイロンジャケットにLee101Ridersを着たジェームズ・ディーンの姿は半端なくカッコ良いです。

リー(Lee)101-J

リー(Lee)101-Jは、1931年に販売開始されたデニムジャケットです。リー(Lee)の特徴でもある左綾(綾目が右下がり)のサンフォライズド(防縮加工)デニムが使用されています。

リーバイスのデニムジャケットは、ファースト、セカンド、サードというふうに少しずつモデルチェンジされていますが、リー(Lee)101-Jは、基本的な仕様やデザインが変更されることなく、現在に至るまで販売され続けていて、非常に完成度の高いモデルと言われています。

カウボーイをターゲットに作られているため、着丈が短く、ウエストバンドの幅が広い作りになっています。

ポケットは2つあり、いずれも少し丸みを帯びたデザインになっています。リー(Lee)101の曲線的なバックポケットや「レイジーS」もそうですが、リー(Lee)の衣料品に多様された曲線は、なんとなく洗練された雰囲気を醸し出しているような気がします。

リーバイスのデニムジャケットのポケットが外側から縫い付けられているのに対して、リー(Lee)のデニムジャケットのポケットは内側に布が縫い付けられているという違いがあります。

ポケットから下にむかって二本の飾りステッチがあります。リーバイスのサードはVの形になっていますが、この101-Jの飾りステッチは平行になっています。

ウエストバンドにはアジャスターがついています。リーバイスは1950年代前半にファーストからセカンドにモデルチェンジする際に、シンチバックからアジャスターに変更していますので、1931年当時、かなり革新的な仕様だったのではないかと想像しています。

リー(Lee)101-Jの年代の見分け方

リー(Lee)101-Jは販売当初から仕様やデザインが変わっていませんが、内側の首の後ろあたりに縫い付けられた「タグ」の形と表記、左側の胸ポケットに縫い付けられたピスネームの表記で年代を見分けることができます。

僕が所有している101-Jは、「黒タグ」と呼ばれているもので、黒タグの形が四角形であること、文字には金色と白の糸が使われていること、黒タグとピスネームの「Lee」の横にⓇM.Rと記載されていることなどから1970年代前半のものだということが分かります。

ⓇやⓇM.Rの記載がないともう少し古い年代のものになるようです。

まとめ

ということで今回は、リー(Lee)のデニムジャケット 101-J 黒タグをご紹介しました。1931年の販売当初から仕様やデザインがあまり変わっていないというところがすごいですよね。民族衣装ならいざ知らず、これって今でも普通に着用されるアイテムなんですよ。

「ファッションアイテムにおけるデザインとは何か」「流行とは何か」という命題に対して多くの示唆を与えてくれる製品なのではないかと思います。

ちなみに、僕の持っている101-J黒タグも40年以上も前に作られたものですが、全然古さを感じません。デニムアイテムのすごさ、すばらしさを感じることのできるモデルです。

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