リーバイス501の通称「赤耳」をもう一本ご紹介します。
前回もお話ししたとおり僕は「赤耳」が結構好きで、以前は普段着としてちょくちょく着用していました。値段もお手ごろですし、色落ちにこだわって洗濯を我慢したりすることもなく、自然体で着用できる点がお気に入りのポイントです。
前回ご紹介した「赤耳」は登場回数が多く色落ちもかなりすすんでしまいましたが、今回ご紹介する「赤耳」はまだ色が濃く、毛羽立ちも残っています。ただ、サイズがオーバーサイズ気味なので、ちょっと穿く機会が少な目なんですよね。
ディテール
ディテール写真を以下に掲載します。
前回ご紹介の「赤耳」と比較すると、バックポケットの位置が少し高い位置になっています。また、写真では分かりにくいのですがバックポケットをとめているカンヌキがオレンジ色の「表カンヌキ」になっています。
内側にある洗濯時の注意書きが書かれたタグには次のように記載されています。
「Machine Wash Hot.Normal Cycle.Tumble Dry .Wash and Dry with Likes Colors.Color May Transfer when New.Wash Before wearing.Shrinks Approximately 10%」
「洗濯機の設定はお湯を使用した普通洗いにしてください。乾燥機を使用してください。洗濯・乾燥は同じ色味のものと一緒にお願いします。新品時には色移りする可能性があります。着用する前に洗濯してください。10%程度縮みます」
この10%という表記から「赤耳」であると判断することができます。
アウトシームはセルビッジになっています。
紙パッチには「Care instractions inside Garment」というスタンプが押されています。これは66前期、66後期、赤耳など、1970年代~1980年代のリーバイス501の特徴の一つです。
1990年代以降の紙パッチには、赤い印字で「Care instractions inside Garment 100% Cotton Made in U.S.A. WPL423」と書かれるようになります。
赤耳の後期タイプ
僕の知識では、洗濯タグから製造年月を読み取ることができないのですが、タグの注意書きの表現、バックポケットの位置、バックポケットのカンヌキが「表カンヌキ」になっていることから、おそらく1985年以降に製造された赤耳の後期タイプと言われるものだと思います。
まとめ
赤耳はヴィンテージとして扱われることは少ないのですが、古いリーバイス501はやっぱり特別な感じがします。最近は色落ちに凝っていて日本製のレプリカブランドのジーンズを穿くことが多いのですが、特別な501を気にせず穿くことのできる赤耳はやっぱりお気に入りのモデルです。
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