前回、USAラインのリーバイス505現行モデルをご紹介しましたが、今回はその比較対象としてジャパンラインのリーバイス505をご紹介したいと思います。
こちらはリーバイ・ストラウス・ジャパンが企画したメイドインジャパンのリーバイス505です。
ジャパンラインについて
以前もご紹介したとおり、日本においてリーバイスの製品を販売しているのは、リーバイ・ストラウス&カンパニーの子会社であるリーバイ・ストラウス・ジャパンです。
このリーバイ・ストラウス・ジャパンは、本国の製品とは別のラインで、いろいろなモデルを企画・販売しています。この戦略が成功しているのかどうかは分かりませんが、個人的にはとても面白い試みをしているように思います。
ジャパンラインのモデルは、日本向けに企画したモデルなので、日本のユーザーの好みを反映して、セルビッジや革パッチなど本国流通のものとは異なるディテールを備えたモデルが多く存在しています。
リーバイス505メイドインジャパン
僕が所有しているリーバイス505メイドインジャパンは、そんなジャパンラインのモデルです。
紡績から縫製まですべての工程が日本国内で行われたメイドインジャパンにこだわったモデルです。デニム生地はクラボウ社のセルビッジ生地が使用されているようです。
セルビッジの幅がちょっと不自然なくらい広くて、若干違和感を感じなくもありませんが、やっぱりうれしいディテールの一つ。
アウトシームはシングル。
個人的には505は紙パッチのほうがいいように思いますが、このモデルは焦げ茶色の革パッチを採用。
シルエットは普通のストレート。あまりテーパードがかかっていないので、1960年代の501みたいなシルエットをしています。
フロントは505らしくジッパーフライが採用されています。トップボタンはなぜかエイジング加工が施されているようです。
まとめ
リーバイス505として見ると、ところどころ疑問符が浮かぶようなところが多々ありますが、ジーンズとしての完成度はそれなりに高いように思います。
アメリカで作ろうが南米で作ろうが日本で作ろうが、アメリカで企画しようが、ヨーロッパで企画しようが、日本で企画しようが、ジーンズの原点、本家本元はやっぱりリーバイスだと思います。僕はやっぱりリーバイスが好きなんですよね。
穿きたいジーンズが山ほどありますので、どうしても穿く機会が少なくなってしまいますが、どんな色落ちをするのかとても楽しみです。
ちなみに、このモデル、購入したのは随分前のこと。ジャパンラインのリーバイス505はモデルチェンジがなされているようで、ネット通販などを探してみてもまったく同じものはみつけられませんでした。
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