リーバイス(LEVI’S)517-0217 1971年モデル復刻版

近い将来、ブーツカットブームが来ることを信じてやまない管理人HARUがお送りしておりますブーツカットシリーズ、続いてはアメリカはバレンシア工場で製造されたリーバイス(LEVI’S)517-0217 1971年の復刻版です。

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リーバイスの復刻版について

1990年代のヴィンテージジーンズブームの波のなかでたくさんの日本発のレプリカブランドが誕生しました。そして、本家本元のリーバイスもまたその波の中で自らの過去のモデルの復刻版を生産するという試みをしていました。

リーバイスは現在も過去のジーンズの復刻版を生産していますが、当時のその試みは歴史的にとても重要な意味合いを持っているように感じています。

それは現在まで続くクオリティの高いジーンズ作りの礎を、日本のレプリカブランドと共に築いたということです。

当時、本家本元が、米国国内のしかも伝統あるカリフォルニア州バレンシア工場で生産したモデルなので決して悪くはない(むしろオリジナルを承継している)はずのですが、特に生地感や色落ちなどの点ではむしろ日本のレプリカジーンズのほうがいいよな、というふうに感じていました。

日本のレプリカブランドは、当時から非常に高いクオリティを持っていました。日本人特有の模倣する才能をいかんなく発揮したものかもしれませんし、日本人らしいきめ細やかさによるものかもしれませんが、少なくとも生産にかかわった方々の情熱とたゆまぬ努力の成果だったことだけは間違いありません。とにかくレプリカジーンズが持っているそのクオリティの高さによって、僕らはすっかりジーンズの虜になってしまったわけです。

一方のリーバイス復刻版は、日本のレプリカジーンズのクオリティの高さに比べると、特に色落ちの面ではやや見劣りしていたように感じました。

でも、それでもリーバイスが作る復刻版の魅力はとても強いものがあったんですよね。僕自身も復刻版を入手し、穿き込まずにはいられませんでしたし、僕らユーザーにとってですらそんなふうに感じたのですから、レプリカジーンズの生産に携わる方々にとっては、興味の対象でもあり、脅威でもあり、特別な存在だったのではないでしょうか。

リーバイスが生産する復刻版があったからこそ、レプリカジーンズはさらなる高みへと昇って行ったのではないかと思います。あくまでも私見ではありますが、今、僕らが穿くことのできる素晴らしいジャパニーズジーンズは、当時のリーバイス復刻版があったおかげで存在しているものなのではないかと思うわけです。

リーバイス517について

さて、今回ご紹介するのはその復刻版のなかでもリーバイス517になります。

517は1971年から販売が開始されたリーバイスのブーツカットジーンズのロットナンバー。リーバイス517の主要なターゲットはカウボーイ。ウエスタン・ブーツを履いても裾を下すことができるように、膝から下が少しフレアになっています。当時から「サドルマン」の愛称で親しまれていて、鞍(サドル)を担いだカウボーイのキャラクターがトレードマーク。

リーバイス517の最大の特徴はやはりそのシルエット。腿から膝にかけて細くなっていて、膝から裾にかけて拡がっています。

カーブした生地を縫い合わせることから、アウトシームはセルビッジではなく脇割りになっています。それから、517と言えばジッパーフライですよね。

リーバイス517 1971年モデル復刻版

いよいよリーバイス517 1971年モデル復刻版のご紹介です。

1971年はリーバイス517の発売が開始された年ですが、この復刻版はその記念すべき初年度のものを復刻したモデルになります。

改めて見てみると色も全然残っていて、まだまだ穿き込めそうな感じです。

シルエットはブーツカット特有のフレアシルエット。うーん、かっこいい。

復刻版なので、赤タブはビックEです。

トップボタンの裏に刻印されている「555」の文字から、この復刻版を製造したのがカリフォルニア州バレンシア工場であることが分かります。

洗濯タグの裏側をみてみるといろいろなことが分かります。

「71517」は517の1971年モデルの復刻版であることを表しています。

71517の右側に印字された「0017」の文字が実はちょっと面白いんですよね。

この番号は生地の種類を表しているのですが、紙パッチにも印字されているように通常、517には「0217」の生地が使われています。「02」がプリシュランク(防縮加工済)で、「17」がインディゴカラー。前回ご紹介した1975年製の517も「517-0217」となっています。

ところが洗濯タグの裏には「0017」と印字されています。後の「17」のほうはインディゴカラーで同じなのですが、前の「00」は、実は501XXの復刻版用の使われていた生地を表しています。

501XX用の生地が余っちゃったのでしょうか?こういうイレギュラーなディテールも気に入っているポイントの一つです。

洗濯タグ裏の下の段にある「555」の文字からもバレンシア工場製であることが分かります。また、その右側の「0599」の文字は1999年5月に製造されたことを示しています。

洗濯タグの裏側に印字された文字からいろいろな情報を読み取る楽しさを味わえるのはやっぱりリーバイスのジーンズならではですよね。

まとめ

ということで、今回はリーバイス(LEVI’S)517-0217 1971年モデルの復刻版をご紹介しました。

20年近く前からずっとお世話になってきた想い出のジーンズ。お気に入りのジーンズは沢山ありますが(沢山ありすぎますが)、そのなかでもこの517復刻版は特別なジーンズです。

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