デニムって何だろう?

今回はちょっとした豆知識的な話題で「デニムって何だろう?」という話をしたいと思います。

「デニム」は、最近ではジーンズを指す言葉としての使われ方をすることも多く、それはそれで定着してきているように感じますが、本来は綿を素材とする「生地」を指す言葉です。

もう少し正確に言えば「綿を素材とするインディゴで染めたタテ糸と染めていないヨコ糸を綾織りにした厚手生地」ということになります。

まあ、デニムの正確な意味というか定義まで知らなくたって、もちろん生活するうえでは何ら支障はないわけですが、このブログではタイトルにも使っているくらいなので、このテーマを少しだけ深堀してみたいと思います。

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デニムの定義

既述のとおり、デニムは綿を素材とするインディゴで染めたタテ糸と染めていないヨコ糸を綾織りにした厚手生地を指します。

これだけでも説明としては十分な感じがしますが、それぞれパーツに分けながら深堀してみたいと思います。もしかしたら面白い発見があるかもしれません。

素材は綿

デニムは綿(cotton)を素材にしています。綿はアオイ科ワタ属の綿花から採取されます。

原産地はインドとアフリカと言われていて、5,000年以上前から衣料品の素材として使われていたようです。

綿には次のような特徴があります。デメリットもありますが、衣服の素材に適した数多くの利点を有しています。

  • 吸水性がある
  • 肌触りが良い
  • 清涼感があり、保温性にも優れている
  • 染色性に優れ、染めやすい
  • 縮みやすい
  • 毛羽立ちやすい

この綿を加工・処理(この工程を紡績と言います)することで衣料品の材料となる糸を作ります。デニムにはタテ糸が10番手以上の糸、ヨコ糸はタテ糸より少し細目の糸が採用されるようです。

ちなみに「番手」というのは、糸の太さを表す単位で数が大きいほど細くなります。

インディゴで染める

デニムにはインディゴで染めたタテ糸と染めていない未晒しのヨコ糸が使われます。デニムに裏と表があって、表面は紺色、裏面は水色っぽい色になっているのはこのためです。

タテ糸を染めるインディゴは染料の一種です。藍染に使われる、蓼藍などの天然の植物を原料とする天然インディゴと主成分はほとんど同じですが、デニムに使用されるインディゴは合成インディゴと言われるもので、o-ニトロベンズアルデヒド、アセトン、水酸化ナトリウム等から人工的に作られます。

ちなみに、ヴィンテージジーンズには天然インディゴが使われていたという説がありますが、これは俗説のようで1900年代初頭のジーンズも合成インディゴが使われていました。

綾織り

デニム生地は、インディゴで染められたタテ糸と染められていない未晒しのヨコ糸を「綾織り」という方法で織ることによって作られます。

この綾織りにもいろいろ種類があって、デニムを作るときの綾織りは「四つ綾」と呼ばれる方法を使います。四つ綾は3/1綾とかカツラギ綾とも言い、英語ではツイルと言います。

具体的にはタテ糸が3本のヨコ糸の上を通過したのち、1本のヨコ糸の下を通過するを繰り返して織られます。

そうすると表面にななめに走る線が表れますが、これが右上に向かって流れているものを右綾、左上に向かって流れているものを左綾と言います。

右綾の代表格はLevi’s、左綾の代表格はLeeです。

まとめ

デニムは、本来は綿を素材とする「生地」を指す言葉であることを確認しましたが、言葉の意味は時代とともに変わっていくものなので、もちろんジーンズを指して「デニム」と呼んでも全然オッケーだと思います。

以上、「デニムって何だろう?」という話でした。

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